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リストラされた人のその後と、リストラで追い込まれないための予防線の貼り方


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 タカタの民事再生のニュースが世間を賑わせている。タカタといえば、自動車用エアーバッグ製造メーカーとして世界有数の大企業だ。そんな大企業であっても、一瞬で窮地に立たされる時代が現代だ。

このブログでは度々述べているが、今の時代は絶対安定の企業など存在しない。天下のGoogleでさえも、10年先にどうなっているかなどわからないのだ。このような不安定な時代においては、あらゆるリスクに対して予防線を張っておくことが、安定した人生を生きる上では不可欠となる。

ところで、あなたの考えるリスクとは一体何だろうか?多くの人が考えるリスクの一つに「リストラ」があるだろう。タカタのような大企業でさえも窮地に陥る現代では、企業業績の悪化によるリストラを受ける人の数は間違いなく増えていく。

では、リストラで職をなくしてしまった人は、一体その後どうなるのか?今回はこの「リストラ」に関して持論を述べていくのと同時に、20代、30代、40代ごとにリストラされた人のその後をお話ししていく。

20代でリストラされた人のその後について

まずはダメージの少ない20代のリストラを述べる。彼らは他の年代の人より、リストラによるダメージが少ない。20代であれば、たとえ職がなくなったとしてもやり直すことができる。

20代の一番の武器は「若さ」だ。本来、転職において年齢差別は禁止されてはいるが、多くの企業の実態としては、とにかく若い人を欲しがっている。特に中小企業においては、ただ若いというだけでも内定をもらう人が多く、若さというのは最大の武器となっているのが今の日本の実情だ。

その実情を踏まえても、20代であれば、たとえリストラを受けたとしても、食べるのに困らない程度で仕事を見つけることはできるだろう。20代は業界・業種を変える転職も一般的なので、その観点でもやり直しは効く。

もちろん、社外で通用する確かなスキルを持っている人であれば、リストラされたとしても引く手数多なのは言うまでもない。

 

30代でリストラされた人のその後について

さて、30代になると20代とは事情が異なってくる。一般的な30代といえば、多くの人が企業の中堅層になっている。責任あるポストを任されている方も多く、仕事の専門性も高くなっている年代だ。

30代でリストラを受けた人の運命を分かつものは「Canの質と量」だ。「Can」とは「できること」であり、この「できることの質と量の総量」が、30代でリストラを受けた人の運命を分かつ。

30代までに進んで多様な経験とスキルを取りにいき、それらを自分の糧としてきた人は、30代になっても求められる人材となっている。たとえリストラを受けたとしても、優良企業にスカウトされることが多いのが実情だ。その後の仕事に困ることはない。さらにいえば、そういう人は能力自体が高いため、リストラをきっかけに自分で独立・起業をして事業を始める選択肢もある。

一方、30代までに経験やスキルを貯めてこず、できること=Canの質も量も少ないなら、リストラされた後は苦労するだろう。一つの会社で自己投資もせず、ただぬるま湯につかるようにダラダラ生きてきた30代は、総じてCanの総量が少ない。たとえCanがあったとしても、それはその会社だけしか通用しないものであったりする。

汎用的に使えるCanの総量が少ない30代は、どこの企業からも必要とされないし、自分で独立・起業するなど以ての外だ。ご存知かはわからないが、リストラされたCanの総量が少ない30代の一定数が、再就職に行き詰まった挙句、飲食店や居酒屋経営などの参入障壁の低い起業をするが、大抵失敗している。理由は明白だろう。

30代は20代のように若さはなく、残された時間も少ない。加えて、30代で一つの会社しか経験していない人は、価値観自体がその会社の色に染まりきっていることが多い。30代で初めて経験する転職というのは、想像以上に厳しいものだ。今まで10年以上やってきた常識が通用せず、20代の若者に注意をされることは、人によっては苦痛以外の何物でもない。

これが、30代でのリストラされた人のその後だ。

 

40代でリストラされた人のその後について

40代でのリストラのダメージは30代のリストラ以上に深刻だ。40代であれば家族や子供もいるだろうし、親の介護の問題も出てきているだろう。そんな中で仕事を失うというのは、致命傷以外の何物でもない。

40代でリストラをされた場合、Canの総量以外にも、人脈の広さや一定期間暮らせる貯金など、多くの要素が求められる。Canの総量自体も、30代のときより深く・広いものが求められる。

30代と同様で、40代になるまで特に自己投資もせずに生きてきた人は、会社の一歩外に出たら何もできない。今まで自分がやってきたことは、会社の仕組みの中があったからこそできたのであり、その仕組み外の場所では何もできないと思い知り、途方にくれることになる。年齢が足を引っ張り再就職もままならず、自分で何かをすることもできない。完全に八方ふさがりで、家族を路頭に迷わせてしまうかもしれない。

厳しいことを言うが、これが40代でリストラされた多くの人の事実だ。

 

追い込まれた時点で負け

厳しいことを指摘してきたが、リストラされた方は大変気の毒だと個人的には思うし、希望を持って頑張ってもらいたい。

だが、敢えて本質的なことを言う。それは「追い込まれたその時点で負け」ということだ。リストラされて途方に暮れている人は、「リストラされて途方に暮れている時点で負け」ということだ。「自分はリストラなんてされるはずない」そういう思い込みをし、何も準備をしてくなかったことが敗因なのだ。リストラされて途方に暮れているなら、それは全部リストラされた人自身の責任だ。それは会社の責任でも何でもない。

実際にリストラを受ける前には、何年も時間があったはずだ。ちゃんと未来を見据え、忙しい日常の中でも未来のために投資をしている人は、追い込まれること自体がないのだ。この「未来への準備」こそが、リストラのその後の運命を分かつのだ。

 

リストラで追い込まれないための方法

リストラは誰にも起こり得ることだ。重要なことは、「リストラされてからできること」を考えるより、「リストラされるまでにできること」を考えることだ。追い込まれない為の予防線を、まず考えよう。

僕の考える、リストラで追い込まれないための予防線とは次のようなものだ。

  1. 会社外で使える汎用的なCanを増やす
  2. 20代のうちにCan開発のための転職をする
  3. パラレルキャリアを始めておく

1. 会社外でも使える汎用的なCanを増やす

何より優先すべきは、今の会社でCanを作ることだ。そしてこのCanは、会社の外へ行っても使えるスキルであることが絶対条件である。会社外でも使えるスキルの代表例はプログラミングや語学、プレゼンのスキルといったものだ。こういう汎用的なスキルは、たとえ今の会社から離れても、あなた個人に帰属する能力だ。間違ってもその会社中でしか通用しないスキル習得に力を注いではいけない。会社を離れても持ち運びができる汎用的なスキルを、今の会社で優先的に身につけよう。

 

2. 20代のうちにCan開発のための転職をする

20代のうちに転職を経験しておこう。LIFE SHIFT(ライフ・シフト) で描かれている時代がこれからやってくる。人は100歳まで生き、80歳まで仕事をする時代だ。そのような時代においては、一つの会社に所属し続けることは一般的ではなくなり、逆に転職をすることが当たり前になる。前述通り、30歳を超えてから初めて転職すると、環境の変化に適応しにくい。加えて、一つの会社で10年いるよりも、3年〜5年単位でいくつかの企業を渡り歩いたほうが、サバイバル力もCanの総量も上がることが多い。20代のうちに一回は転職を経験しておくことで、人生100年時代を生きる土台を築こう。

 

3. パラレルキャリアを始めておく

パラレルキャリアとは、複数のキャリアを平行して進めていく働き方だ。

このように2つ以上のことを平行して行う働き方をパラレルキャリアと呼ぶ。パラレルキャリアをするメリットは多くあるが、次のようなことが代表的だ。

  1. 複数の収入源が得られる
  2. Canの総量が増える
  3. 本業にもプラスに働く
1. 複数の収入源が得られる

まず、複数の収入源が得られるようになる。これは、多くの会社員にとって大きなメリットだ。通常会社員は会社からの給料一つしか収入源はない。だが、パラレルキャリアをスタートすることで収入源は複数になるため、万が一リストラを受けたとしても、収入がゼロになることはない。これは、職を失ったときの大きな精神安定剤となる。

2. Canの総量が増える

次に、Canの総量が増える。パラレルキャリアをスタートすると、会社員+「経営者」という側面を持つようになる。自分で始めたビジネスの経営者はあなた自身であり、経営者としての考え方や仕事の取り組み方を学べる。これは大きなメリットだ。また、その仕事の専門性を高めることにもつながる。ライターとしてパラレルキャリアを歩むならライターとしてのスキルは高まり、プログラマーならプログラミングスキルも高まる。これも大きなメリットだ。

3. 本業にもプラスに働く

パラレルキャリアは本業にもプラスの作用をもたらすことが多い。パラレルキャリアで培った人脈やスキルを本業に応用することで、本業の仕事にプラスに働くことは多い。パラレルキャリアをすると、それぞれの仕事が良い循環を生むので、仕事の成果も上がりやすいのだ。

これらがパラレルキャリアのメリットであり、リストラへの準備だ。

 

転職エージェントには最低限登録をしておこう

今回はリストラされた人のその後の話と、リストラで窮地に追い込まれないための予防線の貼り方をお話しした。

「追い込まれた時点で負け」という言葉を、今回は是非覚えておいて欲しい。どんなに綺麗事を言っても、残念ながらこれが本質なのだ。

そして、リストラで追い込まれないためには、最低限、転職エージェントには登録をしておこう。転職エージェントであれば、最低限ビズリーチリクルートエージェントには登録をしよう。彼らはキャリアのプロであり、あなた自身に足りないスキルや経験を教えてくれる。まずは登録をして相談しよう。

キャリアというのは非常に難解なものだ、自分一人で考えて結論を出しても、実際はその結論自体が世の中の流れとずれてしまっていることも多い。ビズリーチやリクルートエージェントといった転職のプロに聞けばそのずれを指摘してくれるので、積極的に活用しよう。双方とも無料で相談できる。

不安定な時代だ。リストラされても生きていけるだけのスキルを、今すぐ行動して取りにいこう。「未来への準備は、早くスタートを切ったものが有利になり、ためらっている人ほど不利になっていく」のだ。