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Travewriter

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会社員こそ副業すべき理由を、分析フレームワークを用いて論理的に証明する


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会社員こそ副業をするべき時代だ。副業をしている人口は少しずつ増えてはきたが、それでもまだ大多数の社会人は副業をしていないし、多くの企業も副業を認めていないのが現状だ。それでも僕は、会社員こそ副業をすることをおすすめする。

今回は、会社員こそ副業をすべき理由を、いくつかの分析フレームワークを用いながら論理的に証明していく。

 会社員とフリーランスのメリット・デメリットを対比する

会社員こそ副業をすべき理由を、まずは"会社員と"フリーランス"のメリットとデメリットを対比して考えていく。なぜフリーランスか?それは会社員が副業を実践することは、会社員をやりながらフリーランス的な側面を持って生きることと同義だからだ。

会社員とフリーランスのメリット、デメリットを図に表すと次のようなものだ。

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会社員は「毎月の安定収入がある」「社会的信用がある」という点がメリットとしてある一方、「収入に上限がある」ことなどがデメリットとして挙げられる。

一方のフリーランスは「収入の上限がない」ことがメリットとしてあり、「安定収入がないこと」や「社会的信用の少なさ」がデメリットとして挙げられる。

会社員とフリーランスのメリット・デメリットは相互補完

これを見てわかるように、会社員とフリーランスのメリット・デメリットは相互補完されるのだ。会社員としては収入を一定額までしか増やせない一方で、フリーランス的側面で副業をやることにより、得られる収入の上限はなくなる。フリーランスでは社会的信用は得られづらいが、会社員として働いていると銀行の融資なども受けやすくなる。

会社員として働きながらフリーランス的な生き方を同時に追求することで、特に、多くの会社員が持っている「お金」の不満は解消されることが多い。

 

SWOT分析で会社員の副業を分析する

次は分析フレームワークの一つである「SWOT分析」を用い、会社員の副業に関して分析をかけていく。

SWOT分析とは、自社が持っている強みであるStrength(S)、弱みであるWeakness(W)、自社の前にある機会Opportunity(O)、自社の脅威であるThreat(T)の4つを挙げ、経営戦略や事業戦略を検討する際に用いる分析フレームワークの一つだ。ここではSWOT分析の対象を会社員とし、副業に関して会社員を取り囲んでいる現状を分析していく。

まず、会社員のStrength(S)、弱みのWeakness(W)、会社員の前にある機会Opportunity(O)、会社員に迫り来る脅威Threat(T)をそれぞれ思いつくだけ挙げていこう。時間があれば読者の方もメモを取り、一緒に考えながらやってみて欲しい。僕がパッと浮かんだのは次のようなものだ。

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会社員の持つ強みと弱みは先ほども挙げた通りで、会社員は毎月の定期収入がある点や働きながらスキルや経験が得られることが強みであり、一方で収入の上限があることや自分がピンポイントで臨む仕事につけない・スキルを得られない弱みが存在する。

SWOT分析ではここに、自分たちを取り巻く大きなトレンドである「機会 Opportunity」と「脅威 Threat」が登場する。

この2つについても考えていこう。例えばOpportunityであれば、まず挙げられるのが副業が容認される時代になってきたことだ。現在、会社員の副業を容認する企業が多く誕生してきていて、これは会社員にとって大きなOpportunityである。僕の知っている限りでも、次のような会社はすでに副業を容認している。

副業容認企業

ベンチャーだけでなく、大手のロート製薬なども副業容認となっていることは、大きなトレンドの流れを読む指標となるだろう。母体自体はまだ少ないが、この大きなトレンドは今後も大きく波及していくこととなる。

また、個人の影響力が過去に比べて高まっている点も大きなトレンドだ。一度、書店に並んでいる本を少し観察してみて欲しい。現在出版されてベストセラーになっている本の多くは、少し前までは無名だった会社員や個人が出している本なのだ。ひと昔までまではこんなことはなかった。これは、個人が影響力を持つ時代に変わったという一つの指標だ。

「未来を予想するときは、すでにそこに起こっている未来を探せ」というのはピーター・ドラッカーの言葉だが、まさにそういうことだ。

一方で、会社員の僕たちに近づいてくるThreat(脅威)にも、僕たちは目を向けなければいけない。代表的なところで言えば終身雇用の崩壊だ。いま、かつてないほどに企業の安定というものはなくなっている。大企業ですら明日どうなってもおかしくない時代だ。特に、大企業に入れば人生はもう安泰だと思って自己鍛錬を行わずに30・40代になってしまった人にとって、終身雇用の崩壊は脅威以外の何物でもない。雇用がなくなった途端に自分で1円も稼ぐ力がないことに気づく会社員は、この世に山ほどいるからだ。

日本全体の平均収入の低下も会社員にとって脅威だろう。なぜ平均収入が下がるか?それは日本の企業の競争力がなくなっているからだ。グローバルな視点で見れば、日本企業より優れた人材や商品を有する企業は星の数ほどある。ITやテクノロジーが発展した現代においてはボーダーレスな動きは促進され、それに伴い外国から有能な人材も日本にも入ってくることになる。すると、日本企業は自分たちの仕事を失い、日本企業に勤めている会社員は仕事を失うか収入が下がる。この動きは今後さらに加速していく。

こういう大きなトレンドが刻一刻と形成されていて、それは少しずつ歩を速めている。これが会社員に迫っている脅威だ。

 

SWOTクロス分析を行い、今やるべきことを特定する

 ここまで会社員のStrength(S)、弱みのWeakness(W)、会社員の前にある機会Opportunity(O)、会社員に迫り来る脅威Threat(T)についてそれぞれ挙げてきた。現状は把握できたと思うが、それで終わりでは意味がない。今度は「それらの現状をどう捉え、どう行動していくべきかを考えるターム」だ。これを行う方法を「SWOTクロス分析」と呼ぶ。

SWOTクロス分析は「Strength x Opportunity」や「Weakness x Threat」のように、先ほど挙げた4群のうちの2群をクロスさせることで、新しい事業機会や脅威回避方法を模索する分析フレームワークの一つだ。

下図は僕がパッと思いついたことをSWOTクロス分析した結果だ。自分で考えたSWOTがあれば下図の青部分の場所にそれぞれ配置し、2群が交差する白い箇所に要素を繋げてたものを書いていき、事業機会や脅威回避の方法を検討していこう。

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いくつか項目をピックアップして分析してみよう。例えば、会社員のStrengthには「毎月の安定収入」があるが、Opportunityには「副業が容認される時代に」とある。この両者を「Strength x Opportunity」としてクロスさせることで、「安定収入を得ながら副業活動ができる」という道を見つけることができる。

会社員のStrengthである「働きながらスキルが身につく」と、会社員のThreatである「アジア等からの優秀な外国人人材の増加」を「Strength x Weakness」としてクロスさせれば、「会社員として外国人と働きながら、国際感覚と語学を身につけられる」という道を見つけることができる。

会社員のWeaknessである「自分の望むスキルが身につかない」と、会社員のOpportunityである「一個人の影響力の増加」を「Weakness x Opporunity」としてクロスさせれば、「会社員でも自分のやりたい分野で副業を通じてスキル磨きし、同時に社会的影響力を高める」という道を見つけることができる。

このように、一見ばらばらだった強みStrength(S)、弱みWeakness(W)、機会Opportunity(O)、脅威Threat(T)は、クロスさせることで大きな発見や気づきを僕たちにもたらせてくれるのだ。

このSWOTクロス分析フレームワークを用いると、会社員として生きながら副業をすることがいかに賢いやり方であるか、容易かつ論理的に理解することができるはずだ。

今回紹介したSWOT分析SWOTクロス分析は、いろいろな場面で多角的に物事を分析する際に使えるので覚えておくと良い。

 

会社員こそ副業をしよう

このように、会社員のメリットとデメリット、強みと弱み、そして大きな社会トレンドを分析フレームワークを用いて分析することで、会社員こそ副業をすべき理由が論理的に明らかになるのだ。

会社員こそ副業をしよう。いや、近い将来、会社員の副業はもはや副業ではなく、「複業」と呼ばれることになるだろう。多様な生き方や働き方が尊重され始めた現代には、すでに新しい"複業時代の未来"が転がり始めているのだ。

 

「未来を予想するときは、すでにそこに起こっている未来を探せ」

   by ピーター・ドラッカー

 

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