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"決断できない人"の処方箋。変わるための8ステップをロジカルかつ具体的に紹介


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今回は「決断できない人」が「決断できる人」に変わるための具体的方法を論理的に証明していく。

人生にはあらゆる場面において"決断"というものが必要となる。それは就職、転職、結婚、住宅購入などの大きなものから、買い物、ランチのオーダーなどの小さなものまで存在する。

今回はその中でも特に「大きな決断」に関して、自分で決めることができない人が大量に生まれてしまっている時代背景の説明から、じゃあどうすれば自分で決断できる人になれるかを、いくつかのフレームワークを交えながら解説していく。

 

なぜ決断できない人が多いのか?

決断できる人に変わるための8ステップに入る前に、まず「なぜ決断できない人が多いのか」を説明しておきたい。

現代の日本人の多くは自分で物事を決めることが苦手である。これは海外で働いた経験がある人であれば如実に感じることだろうが、海外の外国人は意思決定力が高い。仕事上の大きな決断であろうと、彼らは素早く決断し、そしてその精度自体も高い。一方、日本人の多くは、大きな決断を前にすると躊躇してしまい、全然決断することができないことが多い。

これはなぜだと思うか?僕が考えるに、それは日本の社会システムが大きく影響していると思う。というのも、現在働いている生産年齢人口の日本人は、自分が大きな決断をしてくれなくても、世の中に出来上がった仕組みや常識に沿って道を歩んでくればよかったからだ。みんなと同じように小中高と義務教育を受け、みんなと同じように自分も大学へ進学し、みんなと同じように就職活動を始め、みんなと同じように会社へ就職する。会社に入っても、みんなと同じように仕事をし、みんなと同じように少しずつ昇進していく。一社に勤め上げるだけで、右肩上がりに人生が進んでいくことが当たり前だった時代だ。

このような社会システムにいるとどうなるか?まず、必然的に大きな決断をする機会が減る。高校生ならみんなと同じように大学へ進学すれば良いし、大学生ならみんなと同じように就職すれば良い。見事会社に就職さえできれば、あとは会社が自分の人生を導いてくれる、生活を支えてくれる。老後になったら国が年金という形で生活を支えてくれるから、そのレールに従えば良い。

このように、自分の人生を常に外部に委ね、依存してしまう社会環境こそが、日本人が決断できない人種であることを決定づけている一番大きな要素だと僕は考えている。

一方で海外の人たちは、みんなが大学に行ったからと行っていくことはない。大学を卒業してすぐに就職せず、1年ほど世界を旅してから就職する人も割といるし、彼らは自分で決断する癖がついている。それは生活のみならず、仕事の決断の早さや精度にも現れているものだ。

意識的に決断の機会を増やすことが求められている

このような時代背景がある中、日本人は決断力が極めて鈍くなってしまっている。ただ、この決断力というのは、後天的に鍛えられるとうのが僕の持論だ。小さなことでも日々意識的に決断することを意識し、 それをだんだん大きくしていく。これを繰り返していくことで、決断力というものは確実についていく。

それでも、闇雲に決断を繰り返していては効果は少ない。決断に対する正しい認識やアプローチ方法を知ることで、決断の精度は確実かつ効果的に向上していくものだ。

では、決断できる人に変わるための具体的8ステップに移っていく。

 

決断できる人に変わるための具体的8ステップ

ここからは自分で決められない人が決められる人になるための具体的方法を挙げていく。細かく細分化したら項目が30以上になってしまったため、今回はその内だれでも取り組みやすく、かつ効果が出やすい8ステップに絞った。

1. 正解はないと知る

大前提として、人生における決断に正解はないと認識しよう。就職や転職といった大きな決断をした人であれば「この道は本当に正しいのだろうか」と考えたことはあるはずだ。

ただこの場合、正しい道というのはそもそも存在していないことをまず認識しよう。数学や物理であれば、一つの正しい解というものが存在するが、人生にそんな解は存在しない。たった一つの正解を求める数学や物理と違い、人生の決断はアプローチの仕方が全く異なるのだ。

正しい道を選ぼうとすればするほど、決断は難しくなる。人生に正解はないと、心のどこかでゆとりを持つことが、大きな決断をするときの心構えとして非常に重要で、あなたの軸となるのだ。

大きな決断をするとき、自分に問う言葉は「この道は本当に正しいのだろうか」ではない。「人生に正しい道なんてないんだ」なのだ。

 

2. 決断は「手段」であり、その先にある「目的」を明確にする

人生に正しい選択がないのが事実だが、あなたの理想の人生を叶える道というのは存在する。

それを考える上でまず伝えておきたいことは、決断を「目的」にしてはいけないということだ。なぜか?それは決断は目的ではなく「手段」だからだ。人生における「目的」というのは「あなたがどんな人生を実現したいか」であり、その「目的」を実現させるためにいくつもの決断という「手段」を使っていく。これが人生における決断の正しい立ち位置だ。

決断の話をすると、「決断しなければ・・」と決断が目的になってしまう人が多いが、大事なのはその先にある目的だ。自分が叶えたい人生、夢、目標を明らかにすることがまず初めにやることであり、それを定めないままいくら決断に焦点をあてても全く意味がない。

イメージしやすいようによくある事例を一つ紹介すると、転職をしようかしないかという決断だ。転職をする決断を決めたは良いが、その先にどんな人生を叶えたいかまで明確にできていない状態で転職を決断してしまう人は結構多い。これは、転職をすること自体が目的化していることに起因する。転職すること自体が目的でありゴールであり、転職してから「あれ?どんな人生を望んでたんだっけ?」「何か思ってたのと違う気がする」と思っては本末転倒だろう。

こういう事態を避けるために、決断する目的をまず明確にしよう。「自分がどんな人生を叶えたいか」を明確にしよう。それを実現する上で、決断という手段を遂行しよう。決断は「目的」ではない。決断はあくまで「手段」だから。

 

3. 自分の決断を信じる力をつける

決断に正解はない。ともすれば、決断をしたら、その決断を自分自身が信じること、その「信じる力」こそが、決断できる人とできない人を大きく分かつ要素と言える。

感覚的には、方向性さえ間違っていなければよい。山の頂を目指す過程で、右回りか左回りか悩み、登り始めてから「やっぱりこっちじゃないかも」と思うのと同じだ。

自分の人生の方向性を定め、そこに向けて進みだしたら、迷わず進んでいこう。方向性が誤ってないことが前提で、かつ自分の決めた道を信じて愚直に進んでいけば、いつかは確実に目的地へたどり着くものだ。

 

4. リカバリー力こそ重要

本当の意味での決断とは、一度大きな決断をした後にやってくる「リカバリー」のための決断という方が正しいかもしれない。というのも、この変化が激しい世界においては、最初に決断したことがうまくいったとしても、時間が経つにつれてうまくいかなくなることが多いからだ。このような時代背景で求められることこそ、「リカバリー力」に他ならない。

例をあげると、例えば最近の起業家というのは、一回目の事業で失敗し、二回目以降の事業で成功しているという例が少なくない。これはまさにリカバリー力の賜物で、最初に事業を行うという大きな決断をしたが失敗し、そこから学びを得て再度チャレンジをしたことで成功にしている。まさにリカバリー力の勝利と言えよう。

一度失敗したって、リカバリーできる。リカバリーのしやすさも、時代背景を考えれば10年、20年前と比べたらかなり容易になっている。何かやりたいことがあるけど失敗したときのリスクを考えて決断できない人こそ、どんどん決断してチャレンジしてほしい。むしろ今この時代にチャレンジせず、いつチャレンジするのだろうかと個人的に強く思う。

 

5. 実現したい項目を明らかにする

ここまではどちらかというと意識の話だったが、ここからは具体的に決断をするときに使えるフレームワークを紹介していく。まず、何かを決断するときは、自分がそれを通じて叶えたい項目、実現したい項目を全部紙に書き出そう。

今回は転職を一例にしていくが、転職の場合は次のような項目があるだろう。

転職をしたい人の項目の例

  • やりたい仕事ができる
  • 経営者が魅力
  • 収入が100万/年上がる
  • 働いている人が魅力的で優秀
  • 裁量権があり、短期間で汎用的スキルと経験が身につく
  • 自社独自の強みがある
  • 業界のリーディングカンパニー
  • 実力・成果主義
  • 働き方が柔軟(リモートワーク、裁量労働制
  • クリエイティブな仕事に携われる
  • 3年連続営業利益向上

このように、何かを決断するときは、それを通じて叶えたい項目を全部紙に書き出すことが大切だ。頭で考える人もいると思うが、頭で考えるのと紙に書いて考えることの最大の違いは「主観が入るか、入らないか」という点にある。頭の中とは自分たちが思うより主観混じりで、思考がぐちゃぐちゃになっているものだ。

紙に書き出すことで主観が取り除かれる。紙に書き出すことはシンプルで簡単な上に、客観的な判断をする上で非常に有効であるので、決断をして叶えたいことを全部紙に書き出すことをしよう。

 

6. ボトムラインを設定しておく

5で挙げた項目の中で、「これだけは絶対に譲れないもの」、つまり「ボトムライン」を設定しよう。このボトムラインは、それを実現できなければ決断をする意味がないと感じるものだ。ボトムラインを設定する意義は、選択肢を絞りこむ際に大きく役立つ。

転職の場合、あれもこれも得たいと考えてしまい、結局全然選択肢を絞れない事例はかなり多い。ボトムラインを設定するときは、多くても3項目ほどに絞るのが理想だ。今回は下記3項目に絞ってみた。

転職をしたい人のボトムラインの一例

  • やりたい仕事ができる
  • 裁量権があり短期間で汎用的スキルと経験が身につく
  • 働いている人が魅力的で優秀

こうやって挙げると、だいぶ選択肢は絞られるだろう。イメージするところは急成長しているベンチャー企業だろうか。人員が少ないがゆえに自分ができる仕事の範囲が広く、かつやりたいことができる会社だ。さらに事業が伸びているから優秀な人材が集まってきているという感じだ。

このボトムラインを設定することで、本当に自分が望んでいるものとブレずに、効果的に選択肢を絞り込むことができる。

 

7. プロコン分析で選択肢を客観的に絞り込む

ボトムラインを設定していくつかの企業が選択肢として上がったなら、次はそれぞれの会社ごとにプロコン分析(Pros/Cons)を行おう。

プロコン分析とは、それぞれの選択肢を選んだ際のメリット・デメリットを書き出す手法であり、コンサルティング業界や外資系企業でよく使われている分析手法だ。僕自身も海外で働いているときによく使っていて、選択肢を客観的に分析する上で非常に有効なフレームワークだ。

プロコン分析ではとにかくメリット、デメリットを書き出すことが大切だ。思いつく限り書いていこう。そしてそのメリット、デメリットを見ながら、本当にベストな選択を客観的に考えていく。

例えば、6で選択肢として上がったA社、B社、C社、D社に入社するメリット、デメリットをプロコンで表すと次のようになる。

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さて、前項6でボトムラインを設定したが、その場合において、この4社で最もベストな選択はどれになるだろうか?一見するとB社やD社が収入も多く恵まれているように思えるが、前項のボトムラインを考慮すると、ここでベストな選択肢はC社となる。収入は低く、かつ労働時間も長くなることが予想されるが、一方で自分のやりたい仕事が確実にでき、会社の知名度もない中で仕事を作っていくことで汎用的なスキルや経験も養われるし、社内に優秀な人材も多く切磋琢磨し成長できる環境がある。

このように、メリット・デメリットをプロコンで挙げていくことで、客観的にベストな選択肢を把握することができる。ボトムラインに全く違いがない場合でも、その他の条件を比較する際にプロコンは有用な手段である。

 

8. リスクに対して予防線を用意する

最後に、プロコンで挙げたデメリット、すなわちリスクに関して、予防線を用意しておこう。C社の場合、デメリットで最も大きな部分は収入が下がることだろう。会社からの収入が下がるのであれば、自分で副業や収入の仕組みを構築してから転職するという選択肢も選べるし、そうすればC社に入るリスクは少なくなることになる。

このように、プロコン分析を行うことでまずデメリットやリスクが客観的に明らかになり、それに対して事前に策を講じることができる。プロコン分析をやるときは、リスクの予防線は立てることを常にセットとして考えよう。

 

まとめ

今回は決断できない人が決断できる人になるための具体的方法を8ステップで解説してきた。後半では一例として転職を挙げたが、仕事における決断などの際や、結婚、住宅購入などのプライベートの大きな決断においても、今回の手法はそのまま転用して使うことができる。

本当はもっと細分化しているステップだがボリュームが多すぎるが余り、また別の機会にまとめて紹介したい。

 

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