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Travewriter

〜 Enjoy world, Enjoy everything 〜

限られた時間で読書のスピードと質を"最大化"する10の方法


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May 2014 Books | Books I read in May 2014. The thin one with… | Flickr

 

読書をしよう。あなたの専門が何の分野であっても、名著を多く読むことは成功への近道となる。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というが、本とは言いかえれば著者の"歴史"が詰まったもの。希少であり貴重な経験をした著者が実体験を通じて学んだことを記したものが本であり、賢者こそ歴史の詰まった本から多くを学び取っているのだ。1年間実体験を経て得たものは確かに大きな価値がある。だが、1年間の経験で得られるものが実は2時間の読書で得られるとしたらどうだろうか?あなたは残りの364日22時間を更に有意義なことに使えるのだ。この場合、前者の機会損失は果てしなく大きく、一方後者の時間対効果は果てしなく大きい。

読書を日常的に取り入れるコツは「いかに短い時間で効果的に本を読むか」につきる。現代人の多くは、読書は本質的に良いことだと感じている。一方、"時間がない"ことを理由に読書ができないことを肯定もしている。つまり、時間がないという根本的問題を解決できれば、日常に読書をグッと取り入れやすくなる。

今回は限られた時間の中でいかに大量かつ効果的に本を読むか、つまり「読書のスピードと質を最大化する方法」を10つお話しする。

 

1. 良書を選ぶ

良書を選ぼう。多くの人が見逃している点であるが、読書とは何も本を読み始めたときから始まるものではない。読書とは「読む本を選ぶ段階」から既に始まっているのだ。「どう読むか」も大事だが、「何を読むか」で、その本から自分が得られるコトの最大値はある程度決まってしまう。裏を返せば、良書を見つけだすコツさえ掴むことができれば、世の中に無数に存在する中身のない本に時間をとられることは減るのだ。

ではどのような特徴を持った本が良書であるか、その見分け方のポイントを3つ紹介する。

 

"偉人"からの口コミ

良書を見つける最大のポイントは"偉人"からの口コミである。実際にその本を読み、何かを学び取り、それを実践で活かして活躍している偉人がお勧めする本は、多くの場合良書である。自分が尊敬してやまない人、こうなりたい人がいるならば、声をかけてお勧めの本を聞いてみよう。ネットの口コミを見て探すよりも何倍、いや何十倍も、良書に巡り合う可能性は高くなる。

 

古いが未だに万人に読まれ続けている本

出版されてから長く、かつ未だに愛され続けている本というのは、良書である確率は必然と高くなる。なぜなら無数に存在する本の世界においては、中身のない本は一瞬で淘汰されてしまうからだ。普通の凡人でも本が出版できてしまう時代だ。世の中に出ている全ての本が優れた本では決してないことをまず知ろう。

本当に読むべき本は、いつの時代になっても普遍的に使える"原理原則"が書かれた本である。デール・カーネギー氏の人を動かすやスティーブン・R・コヴィー氏の7つの習慣など、過去に出版されてなお未だに現代人の指南書であり続ける本は得てして名著が多い。

 

自分が信頼できる著者の本

好みの著者がいれば、その人が出版している本を10冊ほど選んで読んでみよう。10冊読めば、その人の思考癖や価値観、スキルなどは一通り学ぶことができる。ただし、客観的にその内容を見て、本当に良い内容であるか分析する必要はある。 

 

2. 本を読む目的をまず考える

本を読み始める前に、まず目的を考えよう。「この本から得るべきことは何か?」「自分が最も知りたいことは何か?」この問いに対する答えを明確にしておくことで、読書の質とスピードは高まる。なぜか?それは、目的がない読書では、書かれている全ての内容が大切に思えてくるからだ。全てが大切に思えてくると、書かれている全てのことを吸収しようとしてしまう。本に書かれていることで、その10割全てが重要な本などほとんどの場合存在しない。無駄な時間を使わないためにも、あらかじめその本を読む目的を明確にしよう。

頭の中を整理し目的を明確にするためにはゼロ秒思考で取り上げられている1分間のA4メモ書きが効率的だ。

trave-writer.hatenablog.com

 

3. 目次を読む

まず目次を読もう。いきなり本文へと向かうのではない。目次を読む目的は「全体の構成を把握すること」である。目次を読むことで、どこにどういった内容が書かれているか、その大まかな構成がわかり、自分が最も知りたい・読むべきことがどのあたりに書かれているか想像がつくようになる。自分が読むべきポイントを絞ることができれば、逆に自分にとって不要と思われる項目は飛ばしてしまっても良いのだ。

 

4. 結論を読む

まず結論を読もう。小説など一部の物語性を持つものは例外となるが、ビジネス書などの類であれば、結論を最初に知ることにより、本に対する理解をグッと早めることができる。特に日本人の著者の本に関しては結論が最後にくるケースも多いため、時間をかけて全部読み終わる寸前に著者が最も伝えたかったことを知ることになる。言い換えれば最初に結論部分を読んでしまうことで、著者のメッセージを理解しながら本を読み進めることができ、例え同じ時間をかけたとしても、何倍も濃密な学びを得ることができる。

 

5. 重要な部分のみ抜き取る

ビジネス書などスキルや知恵を得るための読書であれば、本を読むというスタンスではなく、重要な情報を"抜き取る"というスタンスで臨もう。本とは、言ってみればスキルや知恵の"宝島"のようなもの。ただ見て回るのではなく、「何か今の自分に使えそうなものはあるか?」という自分にとって重要なことを"抜き取る意識"で臨むことが、読書の質を大きく分けるポイントである。

宝島と言ってもその島全てのものが宝とは限らない。むしろその可能性の方がよっぽど少ない。であれば、自分にとって重要でない部分は読まずに飛ばしてしまって一向に構わないのだ。本という宝島の中から、自分にとっての"宝"を見つけ出し、抜き取ろう。

 

6. 自分のレベルにあった本を読む

できる限り自分のレベルにあった本を読もう。明らかに自分のレベルにあっていない本というのは、読書をすること自体に苦労するもの。こんな経験はないだろうか?本と向き合い「さぁ、今日は読むぞ!」と意気込んだはいいが、何度読んでも内容が頭に入ってこなく、同じページを2度3度、多いときは10回以上も繰り返し眺めてしまうことを。これが起こってしまう原因として考えられるのは「1.集中力の欠如」と「2.自分の知識が本のレベルに追いついていない」の2つがあり、多くの場合2に当てはまる。算数がわからないのに数学IIIの教科書を読んでも理解できないのと同じで、明らかに自分のレベルに則していない本を読むのは時間の無駄だ。それに、難しい本が必ずしも名著であるとは全く限らない。

まずは自分のレベルにあった本を薦めたいが、どうしても知りたい情報がその本にあり読む価値があると判断した場合に限り、次項のことをまずすると良い。

 

7. ネットの書評をあらかじめ読む

明らかに自分のレベルを超えた本を読む際は、まずネットでその本の書評を5分読もう。書評を読むことで、その本が伝えている大まかなメッセージや方向性を知ることができる。何に内容について話しているか全く知らない状態で行う英語のリスニングが難しいのと同じで、何を伝えたいか全くわからない本の読書は難しいものだ。特にレベルの高い本の場合、読者にとってわかりにくい表現を敢えてしている場合も多く、最初に書評を読んで大枠を掴むことは自分の理解を促進する上で重要な意味を持つ。

 

8. 朝に読む

「何を読むか?」「どう読むか?」も重要だが、「いつ読むか?」も同様に重要なポイントだ。僕がおすすめする読書の時間帯は"朝"だ。朝というのは人間の脳が最も活性化し、クリエイティブな思考ができる時間帯として科学的にも立証されている。脳がよく働く朝の時間帯に読書をすることで、読書の効果は最大化するのだ。

僕個人は朝5時から7時は自己投資の時間として天引きをしてあり、その間1時間程度は本を読むようにしている。朝1時間の読書ほど投資効果の高いものはない。

 

9. 重要なポイントに付箋や印を付ける

本を読み進めるとき、自分が重要だと思ったポイントには必ず付箋や目標をつけておこう。その目的は「重要だと感じた点を確実に自分のモノとするため」である。付箋や印の有効活用の方法は次項で説明する。

 

10. 本の要約をEvernoteに作成する

読書をしたら必ず本の要約を作成しよう。前項で印を付けた重要なポイントを、Evernoteなどいつでもどこでも読める媒体にまとめるのだ。時間はそんなにかけなくて良い。要約をまとめるだけなので、せいぜい10分程度で完成できる。この10分の時間を作るか作らないかが、読書を実りあるものとできるかできないかの最も重要な境目となる。

人間の記憶力の無さを甘く見ない方が良い。読書をした内容など一週間もすれば大抵忘れてしまうものだ。読書をして自分が感銘を受けたこと、学んだこと、重要だと感じたことを記録しいつでも見れるようにしておくことで、学んだことはそこで初めて自分のモノとなる。 

 

まとめ

今回挙げた10の方法をステップとしてまとめると次の通りだ。

  1. 良書を探す(偉人からの口コミ、長年読まれ続けている古書など)
  2. 朝に読書の時間を1〜2時間設ける
  3. その本を読む目的をゼロ秒思考を使って2.3分で洗い出す
  4. 目次、結論から読み始める(場合によりネット書評も)
  5. 重要なポイントのみ意識的に抜き取り印を付けていく
  6. Evernoteに10分間で要約する

効率的かつ効果的な読書をする上で参考になる本はレバレッジ・リーディングだ。読書を通じて先人の知恵を学び、人生に活かし、いつになっても成長し続けよう。人は学ぶことをやめたときから老い始めるのだから。