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"ファイナンシャルリテラシー"を身につけるメリットや勉強法、おすすめのマネー本を紹介する


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今回は日本人が最も好きで、そして最も苦手な「お金の話」をする。

「ファイナンシャルリテラシーという言葉を聞いたことはあるだろうか?ファイナンシャルリテラシーとは「お金の知識」のことを指す。お金を正しく理解し、使い、守り、殖やす。そういう知識全般を総称してファイナンシャルリテラシーと呼ぶ。

今回はファイナンシャルリテラシーを身に付けることの重要性を初め、僕が海外で生活していたときに感じた、日本人と外国人のファイナンシャルリテラシーの違いや、ファイナンシャルリテラシーを身に付けるためのおすすめ本まで紹介していく。

  • 将来に経済的な不安を感じている人
  • 資産は全て"預貯金"として預けておけば安心だと思っている人
  • 投資をしたことがない人

上記のいずれかに当てはまる人は、今回の記事を読み、ファイナンシャルリテラシーを得るために今日から行動することをおすすめする。

かつての僕は上記の全てに当てはまる人ファイナンシャルリテラシーのかけらもない人だったが、ファイナンシャルリテラシーの必要性を認識し、知識習得に励んだ結果、今ではそこそこお金の使い方、稼ぎ方、増やし方といったことがうまくなった。そのおかげで投資でお金を増やすこともできるようになったり、将来的な経済的不安も持たないようになった。

ファイナンシャルリテラシーは誰でも身につけることができるので、まずは今回の記事を読んでみて欲しい。

日本人のファイナンシャルリテラシーの低さは国家問題

まず初めに、日本人のファイナンシャルリテラシーの低さは国家問題だと僕は思っている。その理由を「海外との比較」から説明していく。

ホームステイ先での出来事

大学や社会人のとき、僕は海外で生活していた時期があった。その間、日本と海外の間で多くの違いやギャップを感じてきたわけだが、その違いの中でも最も大きかったことが「ファイナンシャルリテラシーの違い」だ。

まずびっくりしたことは、海外では普通の10歳の子供が投資のことを理解していたことだった。大学時代にいったカナダのホームステイ先は子供のいる家庭だったが、親が子供に対してお金のことを教育していたのだ。

「なぜあなたは子供にお金のことを教えるの?日本ではお金のことは子供には話さないんだよ」とホームステイ先の父に聞いたところ、「人生において最も知っておかなければいけないことは数学でも歴史でもない。お金に関する知識なんだよ。だから私たちは、子供に対してお金のことを教えるんだ。それが長い人生を生きる上では最も重要なことだからね」と彼は答えた。この時初めて、日本のファイナンス教育自体に問題があり、自分自身もこのままではマズイと感じたのだ。

日本人は真面目で誠実だ。言われたことはしっかりやるし、授業も真面目に受ける。大学受験もしっかり勉強して、就職活動も真面目にする。それでも、日本人はこと「お金」のことになると、「自ら正しく考え、自ら正しく行動する」ことが途端にできなくなる生き物だ。

日々100円、1,000円の節約に命をかけている人が、なぜか住宅を買うときは時期を考えずに思い切りよく買ってしまう。会社員時代に必死に働きお金を貯めた人が、得た年金をどこだか知らない証券マンに任せて運用して大損を喰らってしまう。こういう客観的に見たら明らかに矛盾した行為をする日本人が後を絶たない根本的原因は、まさに"ファイナンシャルリテラシーの低さ"に起因する。

 

日本人の預貯金率の高さ・投資率の低さ

述べてきたと通り、残念ながら日本人はファイナンシャルリテラシーが低い国民だ。そのことは、特に海外の国との比較で顕著に見て取ることができる。

例えば、日本人はインフレ時にもかかわらず、多くの人が資産を預貯金として預けることを第一優先としている。インフレとは「物価上昇」だ。つまり、物に対してお金の価値は下がっていくので、預貯金で持っておくと相対的に買えるものが少なくなり、お金の価値が下がっていく。こういう当たり前のことを漠然と言葉上では知りながらも、いざ自分で考えて行動することができないのが、ファイナンシャルリテラシーの低い日本人の持つ特徴だ。

日本人の預貯金率が高いことを示すデータが、次の各エリア別の現金・預金率の割合だ。

☆家系の金融資産における現金・預金率の割合

  • 日本:51.8%
  • 米国:13.7%
  • 欧州:34.3%

この数値からも、いかに日本人が現金・預金として資産を保有しており、株式や投資信託といった投資に使っていないことが見て取れるだろう。これは日本人にはデフレマインドが染み付いており、お金は預貯金として持っておく(ほったらかしておくと言った方が良いかもしれない)ことが一番良いと思い込んでいるからだ。

対して欧米の人たちは預貯金率が低く、資産の多くを株式、投資信託、債券や年金などのいわゆる投資に使っていることが見て取れる。これは、欧米の人たちは日本人以上のファイナンシャルリテラシーを有しているが故に、自分のお金の置きどころを常に意識していることの表れだ。特に米国人は、リテラシーが高い人が多く、預貯金をそのまま放ったらかしにしておくことは少ない。自分のお金の置きどころを理解しているからこそ、自ら正しく考え、自ら正しく運用をしている。それ故に、ただ預貯金として放ったらかして持っている割合が少ない傾向にある。

以上、いろいろ述べてきたが、日本人はファイナンシャルリテラシーが低い国民であることは納得いただけただろうか?

 

ファイナンシャルリテラシーを身に付けることのメリット

日本は欧米と比べ、ファイナンシャルリテラシーの教育が遅れていることを述べてきた。では、日本人がこれからファイナンシャルリテラシーを身につけるとどのようなメリットがあるか?メリットを2点、具体例を出しながら解説していきたい。

1. お金との正しい付き合い方がわかり、お金に困らない人生を送ることができる

第一に、ファイナンシャルリテラシーを身に付けることで、お金との正しい付き合い方がわかるようになり、お金に困らない人生を送ることができる

お金との付き合い方と一言でいっても、お金との付き合い方には複数ある。次のようなものだ。

  • お金の稼ぎ方
  • お金の使い方
  • お金の貯め方
  • お金の増やし方
  • お金の守り方

このように、お金との付き合い方と一言でいっても、細分化すれば複数の項目がある。高いファイナンシャルリテラシーとは、これらの項目全てにおいて高い理解度を持つことだ。

例えば、お金の稼ぎ方は得意だが、お金の使い方や貯め方が下手な人は多い。年収1,000万円稼いでいるのに、もらった給料を全部散財してしまっては、手元に残るお金はなくなる。これは、ファイナンシャルリテラシーが高いとは言えないことは明白だろう。

一方、お金の使い方やお金の貯め方がうまいが、お金の増やし方や稼ぎ方が下手な人は、残念ながらいつまでたっても裕福にはなれない。預貯金大好きな日本人がこれによく当てはまるが、これもファイナンシャルリテラシーが高いとは言えない。

ファイナンシャルリテラシーを身に付けることで、正しいお金との付き合い方を学ぶことができる。お金を稼ぐこと、お金を使うこと、お金を貯めること、お金を増やすこと、お金を守ることの5つの分野でリテラシーを磨くことで、お金との正しい付き合い方がわかるようになり、お金に困らない人生を送ることができるのだ。

 

2. 普通に働いていては成し遂げられない"膨大な資産構築"ができる

第二に、正しいファイナンシャルリテラシーを身に付けることができれば、普通に働いてはたどり着けないほどに"膨大な資産"を構築することができる。

資産を構築するために必須の能力は「お金の増やし方」だ。お金の増やし方を具体的にすると、それは「投資の知識」となる。投資の知識を身に付けることで、普通に会社員として働き、貯金して貯める資産の何倍も多くのお金を、普通に貯めるより遥かに短期間で得ることができる。

ところで、あなたは「複利」というものを知っているだろうか?

人類最大の発見は複利だ。

これは、天才物理学者であるアインシュタインが残した、余りにも有名過ぎる言葉だ。複利とは、年利で得た利益を元本に組み込み、それをまた運用して得た利益を元本に組み込むことを指す。複利を利用して投資を行うと、時間を重ねるごとに金額の伸び幅が上がっていく。複利ではない単利の元ではただ右肩あがりの一本線で金額が増えていくが、複利のもとでは右肩あがりの曲線を描いて金額が増えていくのが特徴だ。それも、時間を重ねれば重ねるほど、曲線の上がり具合は上昇していく。

この複利を利用することで、たとえ初期の投資額が少なかったとしても、長期にわたり運用を続けることで膨大な金額を手にすることができる。その金額は、時に会社員が一生働いてもたどり着かないほどの金額に到達する。これは非現実的なことではなく、欲を出さずに長期にわたって堅実かつ確実に運用することで到達できる金額だ。

このように、正しいファイナンシャルリテラシーを身に付けることができれば、投資の複利効果によって膨大な資産構築をすることができる。給料が上がらず、年金もあてにならない現代においては、投資や複利の知識を活用することはメリットというよりは、なくてはならない必須のスキルとも言える。

以上がファイナンシャルリテラシーを身につけるメリットだ。

 

ファイナンシャルリテラシーを身につけよう

今回はファイナンシャルリテラシーについて取り上げた。かつての僕のように、ファイナンシャルリテラシーがないと人生いろいろと損することが多い。それは直接的にお金を失うことだったり、間接的にお金を得る機会を失うことだったりする。

ファイナンシャルリテラシーは一度身につけさえすれば生涯使える武器となるので、習得に向けて時間をかけて投資する価値が十分にある。どんな職業についている方でも、ファイナンシャルリテラシーはぜひ身につけておこう。

 

ファイナンシャルリテラシーの勉強法と、おすすめのマネー本4冊

日本はファイナンシャル教育が極めて低い国だ。よって、日本人がファイナンシャルリテラシーを身に付けるためには、自分で勉強をしたり、ファイナンシャルリテラシーのある人から教育を受けなければならない。後者は周囲に頼れる人がいない場合はなかなか難しいので、ファイナンシャルリテラシーの勉強法としてはまず本を読み、ファイナンシャルリテラシーの基本を学ぶことから始めよう。

マネー本は海外での経験を経てから多数読み漁ったが、その中でも読んでおくべき本を4冊ピックアップして今回は終了とする。

1. 金持ち父さん貧乏父さん

月並みかもしれないが、お金の知識を知らない人にとっては、ファイナンシャルリテラシーを学ぶ王道の本としておすすめしている。あまりに有名なので特に概要は説明しないが、問答無用で一度は読んでおくべき名著だ。もし読んでなければ今週末には読もう。

2. 敗者のゲーム

投資を行うなら必ず読んでおくべき海外の名著だ。本作は1985年に初版が発売され、30年以上もの間、投資を行う人々に愛され読まれ続けている名作だ。本書では投資の原理原則を学ぶことができる。具体的には、そもそも投資を行う目的の整理から、負けないため、勝つための投資スタンス、実際の運用時のポイントや損失が生じた場合の対応方法を、原理原則をもとに示してくれる。長年読まれ続けている本は、普遍的な原理原則を学ぶことができる。敗者のゲーム〈原著第6版〉はまさにその一冊だ。

3. お金原論

最近好きでよく読んでいる本が、ファイナンシャルアカデミーの代表である泉正人さんの本だ。泉正人さんはもともと高卒で、経済的な苦労に尽きない人生を送っていたが、ファイナンシャルリテラシーを身に付けることで人生挽回を果たし、今では「お金の学校」であるファイナンシャルアカデミーを創設して代表として活躍している。

彼が書いている本はどれもタメになるが、お金原論は、ファイナンシャルリテラシーを磨く入門編でおすすめしている。「理想的な貯蓄や生活費の割合」「投資・消費・浪費の違い」「お金の正しい使い方」「年代別の理想的なお金の稼ぎ方」「正しい投資のやり方」など、お金にまつわる指針を、丁寧かつ具体的に示してくれる良著だ。別作であるお金の教養も名著であるので、双方ともぜひ読んでみて欲しい。

4. ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質

投資を行う場合、リスクはつきものだが、リスクの本質を理解することができる本が、ブラック・スワンだ。日本人はリスクに対しての認識が足りていないにも関わらず、リスクに対して臆病となりがちだ。本書を読んでおくことで、リスクとの向き合い方や、リスク下における投資スタンスを学ぶことができる。本書は投資に限らず、世の中のあらゆるリスクに対して使える知見を得られる。投資の話は抜きにしても、ぜひ一度は読んでおきたい一冊だ。

また別の機会のファイナンス関係は取り上げようと思う。今回は以上だ。